この街には花がない

何でもない今日・・
何故か気にもたてないことを
不思議とそう感じてしまったこと
東京　銀座

夜一人帰り道に感じたこと
この街には花がない

何でもない　なんて事ない
花がなくても素敵で綺麗な街がここにはあった
夜にもなればビルの明かりが
素敵に輝きを増す

でも何故だろう
生きた輝きを感じない　せつなさだけが残る
夜にもなれば思い思いの夜を過ごす
人たち

無口に腰をかけた場所から
聞いた事もない音楽が聴こえてくる
それすらさびしさだけが残る

半分だけ失った気持ちと半分だけ輝く夜の街
むなしく伸びていく影

壊れていく確かめたい愛や
忘れかけた笑顔とか

もう諦めてますか　この街には育たない場所と
それを隠す空へと伸びる外見だけの鏡がある

この街には花がない

生きた花の笑顔にみちた場所がない

見えない大きな夢とそれに並ぶ人たちがいる

何故だろう

青い空の下でみる綺麗に並ぶ花は
落ち着く

見るだけしか叶わない輝く都会

生きた声を待ち望む人たちにはこれしか方法がないのか

おしえてほしい

さびしさを無くす日はやってくるのか