知ってる怖い話③完

3人は怯えている

だんだん音も大きくなる

Aもどうしていいか分からないが

非情に不味い状況だとは分かる

窓が割れる位に音が大きく響く

暫くするとｷﾞｷﾞと鈍い音に変わる押し割る様な感じだ

もう割れると思った
割れればきっと中に入って来る

非常に不味い……
命が危険だ！

急にAは激しい頭痛に教われる

その時Aはとっさに、うろ覚えの般若心経(お経)を唱えた

(ﾏｶﾊﾝﾆｬﾊﾗﾐﾀｼﾝｷﾞｮｳ)

分かる範囲で何度も繰り返し唱えた

やっと音が止んだ

暫く沈黙が続き

Aがもう多分大丈夫やと言った
(空気が軽くなっていた)

頭痛も治まっていた

Aの背中は、汗でぐっしょり濡れていた

やっと朝を迎えた

そしてAが勇気を持ってｶｰﾃﾝを開けた

Aがホッと一息つくと…

Cさんが悲鳴をあげて指ざした

そこにはくっきり顔の後が残っていた

夢やまぼろしなどでは無かった

朝食前に旅館の女将に出来事をすべて話し窓の顔の後を見せた

女将は少し怯える様だったが話してくれた

3人亡くなったのは、花火をした海だった

一人の女性は、まだ死体も見つかってない

見つかって居ない女性が泊まってた部屋はA/Cの部屋だった

2泊の予定だったが、4人はｷｬﾝｾﾙし朝食もとらずに

地元大阪に帰った
無事大阪に着いたが

2～3日後にB君とDさんは別れた

関係有るかどうかは分かりませんが

それ以来Dさんとは連絡すら取れていない

実家も引っ越しして
いて分からない

今となっては、元気かどうかも分からないままです/以上

ﾌｨｸｼｮﾝoRﾉﾝﾌｨｸｼｮﾝ
想像にお任せます

最後まで、見て頂きありがとうございます

もし部屋に何かの気配を感じたら

柏手を打って下さい

鈍い音がしたら何か居てるかも…

普通に響けば大丈夫でしょう！

もし鈍い音がしたら、何度か柏手を打って下さい
(大抵は居なく成ります)

また機会が有れば別の話しを……

…end…