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「アルキメデスの大戦」レビュー☆

2019年07月27日 22:43

「アルキメデスの大戦」レビュー☆

菅田将暉主演他。戦艦大和VS天才数学者。1933年、戦艦大和の建造をめぐる“机の上の大戦”が始まる。1933年(昭和8年)。欧米列強との対立を深め、軍拡路線を歩み始めた日本。海軍省は、世界最大の戦艦を建造する計画を秘密裏に進めていた。だが省内は決して一枚岩ではなく、この計画に反対する者も。「今度の海戦航空機が主流」という自論を持つ海軍少将山本五十六舘ひろし)は、巨大戦艦の建造がいかに国家予算無駄遣いか、独自に見積もりを算出して明白にしようと考えていた。しかし戦艦に関する一切の情報は、建造推進派の者たちが秘匿している。必要なのは、軍部の息がかかっていない協力者・・・。山本が目を付けたのは、100年に一人の天才と言われる元帝国大学の数学者・櫂直(菅田将暉)。ところがこの櫂という男は、数学を偏愛し、大の軍隊嫌いという一筋縄ではいかない変わり者だった。頑なに協力を拒む櫂に、山本は衝撃の一言を叩きつける。「巨大戦艦を建造すれば、その力を過信した日本は、必ず戦争を始める」・・・この言葉に意を決した櫂は、帝国海軍という巨大な権力の中枢に、たったひとりで飛び込んでいく。天才数学者VS海軍、かつてない頭脳戦が始まった。同調圧力と妨害工作のなか、巨大戦艦の秘密に迫る櫂。その戦艦の名は、【大和】・・・。これは、数学で戦争を止めようとした男の物語。

8/10点!!戦艦大和が造られ沈むことが決まっている中で、物語がどう進むのか?櫂の数式が軍部の考えを変えることが出来るのか?を興味深く楽しめました。冒頭とラスト大和のVFXの迫力は流石、白組山崎監督!でも、前者の後者では受ける感情が全然違っていて(>_<) 恐ろしい策略の下では、人一人の命など価値はなく、正義真実は、都合の良い時代の波に呑み込まれていったのだなと、重苦しく辛い結末に胸が詰まりました。フィクションだけれど、櫂の流した涙の美しさに、確かにこんな若者たちがいたと、強く焼きつけられました。佐藤直紀さんの劇伴が相変わらず最高で、エンドロールに入ってから涙が溢れてきました。こういう男性向けの戦艦映画でここまで胸をかき乱され、泣かされるとは思わなかったです(;_;) いわゆる、敵役の田中泯さんの重厚感が凄く、若い菅田くんが胸を借り、全力でぶつかっていく対比が素晴らしかったです(*^^*) 「大和日本人の依り代だ」という台詞に「ああ、そうなのか」と納得させられ、平山田中泯)と櫂の考え方は悲し過ぎるなと、もう二度と悲しい選択を選ばなければならない状況や思想を生み出してはならないと痛烈に感じました。ロマンがありながらも、反戦映画として成功しているし、若者が楽しめるエンタメ力も高いです。この夏の一風変わった戦争映画として、嫌厭せずに観て欲しい作品です(*^^*) 2019年公開。

このデジログへのコメント

  • Hiro7100 2019年07月27日 22:54

    「ここより永遠に」や「西部戦線以上なし」などの名作もありますが、
    戦争映画って、楽しくはないですよね。。

  • はらぺこ 2019年07月28日 01:01

    またまた、、奇遇です。。

    今日観てきました(*^^*)

    これも好きな映画です(*´ω`*)

    フィクションとしてエンタメとして。

  • ユリ 2019年07月28日 14:14

    > Hiro7100さん
    楽しくはないですが、ドラマがあります。大きな感情を受けるのとか泣ける映画が好きなんです(^^)

  • ユリ 2019年07月28日 14:15

    > はらぺこさん
    一緒ですね(^^)年配層ばかりじゃなかったですか?若者に観てもらいたいのになぁと思ってました。

  • ユリ 2020年12月19日 02:12

    > ロイ(仮名)さん
    私はラストの展開好きですよ(^^)菅田くんが主演だけど年配層の観客が多かったのも良い作品だと思いました。

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