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成程話:砂漠の選択

2018年04月08日 00:00

砂漠の選択」のお話。


砂漠で迷い、脱水状態で死にかけている男の話がある。
やっとの思いで空き家にたどり着くと、その荒れ果てた、窓のない、雨風にさらされた掘っ立て小屋の外にポンプがあった。
「やった、水だ!」と彼は思った。
そして、よろめきながらそこまで行くと、すごい勢いでポンプを動かし始めた。
けれども、井戸からは何も出てこない。
心臓早鐘のように打ち始めたとき、男はコルク栓のついた小さな水差しがあるのに気づいた。
横には何か書いてある。「呼び水を差さないと、ポンプから水は出ません。追伸、立ち去る前にまた水差しに水を入れておいてください」。
コルク栓を引き抜くと、水がいっぱいに入っていた。
男は二つの選択肢を秤にかけた。
この水をポンプに流すべきだろうか?それで、もし水が出なかったら?水はまったくなくなってしまう。
いっぽう、自分が水差しの水を飲めば、渇きで死ぬことはなくなる。だが、水差しの横に書かれた、怪しげな指示どおり、さびたポンプに呼び水を差すことはできなくなる。
汗をしたたらせながら、男は心の声に耳を傾け、リスクのある選択肢を選んだ。
前に進むと、水差しの水を全部さびた古ポンプに流し込み、必死にポンプを上下させたのだ。
果せるかな、水は湧き出た!
男は飲みたいだけ水を飲むと、感謝しながら少し考え事をした。
そして、水差しに水をいっぱいにすると、コルク栓を閉め、注意書きに言葉を書き足した。
本当です、水は出ます。けれども、それを信じなければなりません!

あきらめなかった人々
デニス・キンブロ 著
ナポレオン・ヒル
田中孝顕
きこ書房


何をしてもどのみち「リスク」はあります。
自分が決めた道を信じて突き進むことで、拓けていくはず。

イチロー選手があるインタビューで語っていたお話を紹介します。
「僕は子供の頃から人に笑われてきたことを常に達成してきているという自負はあります。
例えば小学生の頃に毎日野球を練習して、近所の人から『あいつプロ野球選手にでもなるのか』といつも笑われた。
だけど、悔しい思いもしましたけど、プロ野球選手になった。
何年かやって、日本で首位打者をとった。
アメリカに行く時、『首位打者になってみたい』と言うと笑われた。
でも、それも二回達成した。
常に人に笑われてきた悔しい歴史が僕の中にはある。
これからもそれをクリアしていきたい思いがもちろんあります」
他の誰が笑おうが、他の誰が「無理だ」と言おうが、自分さえ信じていれば、近づいて行けるものなのかも?

最後に、元MBA選手“マジックジョンソン”の言葉を紹介!

「君には無理だよ」という人の言うことを聞いてはいけない。
もし自分で何かを成し遂げたかったら、出来なかった時に、他人のせいにしないで自分のせいにしなさい。
多くの人が、僕にも君にも「無理だよ!」と言った。
彼らは君に成功して欲しくないんだ。
なぜなら彼らは成功できなかったから、途中で諦めてしまったから。
だから君にもその夢を諦めて欲しいんだ。
不幸な人は不幸な人を友達にしたいんだ。
決して諦めてはだめだ!
自分の周りをエネルギーであふれるプラス思考の人で固めなさい。
近くに誰か憧れる人がいたらその人にアドバイスを求めなさい。
君の人生を考えることが出来るのは君だけだ。
君の夢が何であれ、それに向かって行くんだ。
何故なら君は幸せになるために生まれてきたんだ、
何故なら君は幸せになるために生まれてきたんだ・・・・。  

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