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不浄の指

2020年03月03日 18:35

続きです

 マッサージ師とのセックスを知り、雪乃は彼でしか逝けないと感じていた。
媚薬のような愛撫マッサージ性感を昂らされ、たまらず求めてもいつもぎりぎりまで焦らされる。
それを与えてもらうためには、今まで考えたこともないようなどのような痴態でも晒してしまうようになっていた。
指と言葉でこころと身体を嬲り尽くされ、焦らされて飢えきった秘所に差し込まれるだけで達してしまう。
それでも何度も何度も逝かされ、ペニスで躾けられるという意味を身体に沁みこまされる。
 何をされても逆らえなくなった雪乃のアナルを彼は求めるようになっていた。
指の腹で菊穴の窪みをそっと擦られ、オイルで濡らした指が刺激されたことのないところに挿し込まれていく。雪乃が痛みを訴えるとやめてくれるが、会うたびにそれは繰り返されるようになった。
「私の持っている技のほぼ全てを雪乃に施したけど、一つだけまだ試していないことがある。アナルも慣れてきたようだし、今日はそれを教えてあげよう」
 アナルを優しく嬲られながら、耳元で囁かれる。
恐怖感も感じたが、もう逆らえないことを雪乃は芯から理解していた。
背後から深く雪乃の中に突き入れられた中指の関節が曲がり、背中の方に向いた指先が何かを探るように動く。
「ひとの腰椎には性感を司る部位があってね。もちろん背中からマッサージしても効果はあるのだけど、腸の中から裏側を直接刺激されるとどうなるか、感じてごらん」
 指先が雪乃の中のある一点を捕らえ、指圧のようにピンポイントで押し込まれる。
その瞬間、背をのけぞらせて雪乃は達していた。
連続で痙攣するように逝きながら、雪乃は彼の愛撫なしには何をされようと逝けない身体になったことを感じていた。

<終>

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