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【魔法少女っ】57-3、迷名コンビ復活!

2012年02月01日 20:46

有希さん」
千歳が話しかける。
「アレ、しませんかですわ?」
「……////。……照れ照れ」
何を思い違ってたのか、頬を赤らめる有希
「違うんじゃないかな」
ちょっとだけムッとなる小春
「……ああ。……アレ。……わかった」
千歳の手を取る有希

「さっきっからイチャイチャしてんじゃねええ」
ダメージの浅い金魚鉢とともに有希目掛けて突進するヒガシノイス。

「合体魔法、だね」
やっとこ理解した小春
「……3年ぶりか」
「3年ぶりですわ」
久しぶりだからうまくいくかどうか。
ぶっつけ本番!!リハーサルなし!!

「合体魔法ブライトネス・シーズン!!」
繋がれた手から、輝く一陣の風が舞う。
それは春や秋に吹く優しいそよ風でもあり、冬に吹く激しく冷たい風であり、夏の暑き日の無風でもある。
3年前に街を守っていたときの必殺技

「のわあああ!」
風はヒガシノイスと金魚鉢を巻き込み、浄化していく。
「ほわほわほわほわ~ん」
しゅううう……

親衛隊バトルアーマー」の素材はやはり金魚鉢だった。

そして、親衛隊隊長ヒガシノイスの正体は……

「やられたイス」
小動物的な妖精。つまりワッフルのひとだったのであった。
「どゆこと?」
小春ヒガシノイスを指先でつついて尋ねる。答えたのは千歳だった。
「攻め滅ぼした相手の残存勢力を取り込んで自軍にする。戦争では良くある話ですわ」
つまり、ヒガシノイスはネオバビロニア軍に攻められたエリアの住人であるわけだ。それが軍とは別組織の隊長になったのは、まあいろいろ頑張ったのだろう。
「しかし、おいたはお仕置きだよ」
でこぴんっ
「痛いイス」

「……有希!」
戻ってきたロールスロイスからサラが出てきて、有希のいでたちに驚いた。
「……ぶい」
有希は黙ってぶいサイン。長年の相棒にはそれで意思の疎通は充分だった。

「クポー?」
クポーに歩み寄るサラ。
たくさんの宝石を渡す。
「今回の浄化した願いの欠片です。勝ち得たのは有希ですが、今回の功労者小春です。だから、半分あげます」
「あ、ありがとうクポー」
「良かったじゃん」
小春もぶいサイン

「でも、サラも丸くなったですわ」
千歳の経験では、サラはライバルに塩を送る事はしないし、こと願いの欠片に関しては貪欲だった。
ヒガシノイス。あなたはワッフルに帰します。しかし、その前に伺いたいことがたくさんあります。あなたを羽前屋敷に連行します」
タイーホといわんばかりにヒガシノイスを捕まえるサラ。
「どんな調教奉仕も受け入れますから助けて~」
連行された際に彼女が言った言葉が、なんだかすべてを語ったような気がする。

続く!

このデジログへのコメント

  • たかふみ25 2012年02月05日 19:15

    ONE~輝く季節へ

    keyというブランドで知られるクリエイター達が前にいた会社で作った「泣きゲームの元祖」と呼ばれる作品。
    端的に言うと、ラブコメが急激に鬱展開になり愛と奇跡の絆で打開する話である

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