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人類の敵

2016年10月14日 09:24

自民党憲法改正案で、憲法97条を削減する、といってる。


コレはドーゆーコトか?


第97条〔基本的人権の由来特質
この憲法日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである

そして


第11条〔基本的人権
国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。


自民党は第11条があるから、第97条を削減する、といってる。



ドーゆーコト?



現在の日本国憲法憲法の種類から言えば、
自由主義』国家を《唯一》規定する
近代憲法』であり、
近代憲法』には3つの最重要な特質があります。

それが、
個人の自由と人権を守る

1、『自由の基礎法』であること、

2、国民の権利を守る『最高法規』であること、

国家権力の専横を防ぐ為に

3、国家権力を縛る『制限規範』であることです。

そして日本国憲法10章《最高法規》の97条から99条は、全て、この最重要な特質を書いた条文なのです。


つまり

日本国憲法近代憲法として

『自由の基礎法』(97条)

最高法規』(98条)

『制限規範』(99条)

の最重要な特質を、条文に明記しているわけです。
だから以上の3つが日本国憲法97条から99条の《最高法規》に在るのです。


憲法97条は『自由の基礎法』ですから、
基本的人権』の中身が『自由』に由来すると明記した条文です。

対する憲法11条は
単に『基本的人権』を保障しただけの、『自由』が欠けた条文です。


憲法12条や13条の『自由』の文言は、
基本的人権が『自由』に由来することを書いた文章では有りません。


基本的人権が『自由』の由来である、と書いた《唯一》の条文が

97条です。

そして『自由』に由来する人権を、

『天賦人権』と言います。


その大事な『自由の基礎法』を謳う97条を削除する以上、
自民党憲法改正の真の目的は、

国民人権から『自由』を奪うことです。


自由主義』の基本的人権は『天賦人権』のみですが、
自民党はそれを否定し「歴史、文化、伝統を踏まえた」

【国賦人権】に変えようとしている。


基本的人権
「人間社会の生まれる前に人権が有る」とする
『天賦人権』と、

それを否定し「歴史、文化、伝統を踏まえる」
【国賦人権】が在ります。


この【国賦人権】こそ、
かつてのナチス
今の北朝鮮の掲げる
全体主義】国家の基本的人権なのです。


【国賦人権】は、例えば【男尊女卑】が伝統なら、
人権はそれで制限され、女性の地位は永遠に卑下されます。
同様に
ナチスドイツドイツ人を規定するニュルンベルク法(「ドイツ人の血と名誉を守るための法律
帝国市民法」)により、ユダヤ人から公民権を奪い、そして最後は虐殺するのです。


つまり

自民党が現行憲法97条を削除した理由は、

まさに【国家権力に逆らう国民の『自由』を奪う為】なのです。


今の自民党改憲案を読むかぎり、

自民党

自由の敵

自由主義の敵

自由主義国家の敵

だと断言できます。



今の自民党とは

人類の敵

このデジログへのコメント

  • mina.n 2016年10月14日 09:37

    国の偉い人たちだけで、私たちの自由まで奪われるなんて耐えられませんね。
    これでまた貧富の差も出るでしょうし。
    あぁ、恐ろしい。

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