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熟女第2話

2007年11月15日 00:12

(そろそろ時間だ!)
私は部屋に掛けてある時計を見た。
ビデオテープを巻き戻し、部屋を出て、フロントタイムカードビデオを返納した。

フロント:「お帰りですか?」
   私:「ウン!帰ります。」
 
テレクラでは外出と帰りがある。外出の場合、フロントに言えば、もしアポ取れなくても何度でも時間内であれば外に出れるようになっている。

フロント:「今日はあまり鳴り良くありませんでしたね?」
     「ここ最近、午前中と夜は鳴り良いんですがね?」
     「今日は特別よくなかったですね?」
     「また、これに懲りず来て下さいね?」
結構フロントと仲良くし情報を取ることによって最近の鳴りとか、よく電話を掛けて来る子とか、イタズラ電話の常連等の情報がもらえる。

フロント:「先ほどの女性アポ取れましたか?」
   私:「取れたことは取れたけど来るかどうか判らないね~~?」
     「とりあえず行ってみるわ。・・・・どうも!」

テレクラの外に出る、中にいる時は感じなかった、蒸し暑さと夕方の夕日の眩しさに現実に戻る。

時計を見ながら煙草に火をつけた。

「さあ!行くか?」
 
来るか来ないか判らない人を迎えに・・・・

5時45分・・・・

少し早く来てしまった。今日は、人の流れが多い・・・・
ナイターか?」

今日はスタジアムナイターがあるようである。
アベックが・・・
子供たちが・・・
仕事帰りのサラリーマンが・・・一つの流れとなってスタジアムの方へと流れていく。

その波に逆らうかのように私は駅の改札口を見据えている。
 ○○行きの電車が到着し、大勢の人が改札向けてやってくる。その中にヨシコさんらしき人を探す・・・
(水色のニット・・・・黒のスパッツ・・・・)
ひとしきり人が流れ改札口は静かになった・・・(居ない!)
この電車ではなかった・・・
(またイタデンだったかな?)
 少し諦めの感情が出てきた・・・
 時刻表を確認する・・・
(次の電車は・・・5時55分、その次は6時3分・・・その次は9分・・ここまで待とう。)

イタデンであれば来ることはない、引き際が肝心である。

 6時9分の電車が到着した。
 ごった返す改札口、われ先に駅の改札を出てスタジアムに小走りに駈けて行く人、学校帰りの学生、サラリーマン酔っ払いさまざまな人間が駅から吐き出される私は来ることもないかも知れない人を待っている。

○○行きの電車は出発した・・・・・

階段から降りてくる人もまばらになった・・・・

「ヤッパリダメか!」そんな気分にさせてくれる雰囲気があった。
 
 (もう後一本待とうか?)
 少し後ろ髪を惹かれるような感じである。

 と!・その時最後の電車を見送った後、最後のほうに彼女らしき人が降りてきた。
(あ!・来た!あの人に間違いない・水色のニット・・・黒のスパッツ・・・!!)
 彼女の方も私の事が判ったようだ、改札を出てこちらにまっすぐに向かってくる。
 年齢的には40代後半若しくは、50代半ば?そんな感じである・・・・

  私:「ヨシコさん???」
 私は確認するように聞いた。

ヨシコ:「ゴメン待った?今日ナイターがあるなんて知らなかったから電車になかな
     か乗れなくて・・」
 あまり人の混雑には馴れていないようであった・・・

  私:「いやそんなでもないよ、食事は済ませたの?」矢継ぎ早に聞いた・・

ヨシコ:「ええ!済ませたわ、貴方はまだなの?」

  私:「いや私も食事は済ませたばっかり、とりあえずお茶でも飲みます?」

ヨシコ:「ええ!涼しいところに早く行きたいわなんか蒸し暑くて・・・」

 彼女は暗に誘っているのか?それとも単に暑がりなのか?そんな言葉がパズル
ように頭の中を駆け巡る・・・

  私:「行きましょ!」先に先導するかのように先に立ち歩き始める・・・・
 ヨシコは黙って後ろから着いて来る・・・・
 私の心はもうH出来るんではないだろうかとワクワクしていた・・・
 逸る心を抑えとりあえず喫茶店に・・・それからら・・・・・??

 喫茶店に入り一息ついた・・
 ヨシコはあまり話さなかった・・・
 それに人の大勢いる中でテレクラの話などしていたら聞かれているかのよ
うな錯覚を覚えてしまう。
でもたまに質問してくる
ヨシコ:「いつもアソコに行くの?」
  私:「いや!たまにアソコには行ってみるんだけどなかなか会えなくて・・・」
ヨシコ:「ほんと?結構会ってるんじゃないの?」
  私:「そんなこともないよ、久々に貴方と会えただけでホンとシアワセ!」
ヨシコ:「こんなおばちゃんでも???」

 たしかに見た感じは何処にでもいるおばちゃんである、しかし、何か普通のおばち
ゃんとは違う何かがある。

 そう!色気香・・色気である何とも言えない男心をくすぐる色気である。
 テレクラで知り合った女性はほとんど気持ちが若い、はつらつとして、年の事なんか感じさせない若さがある、きっとこれは何時までも恋していたいという気持ちの表
れなのかもしれない。

 20分位話していたであろうか話が少し途切れかかってきた・・・

(チャンス!)いまだ!
 そろそろ誘いを掛ける時かもしれない・・私はそう感じた。

  私:「出ましょか?」
よしこ:「ええ!」
 彼女は私の言葉に対し何の抵抗も無く言った。

 さていよいよ審判の時が来たHが出来るか出来ないかはこの瞬間に懸かっている。
 私はレジに向かい支払いを済ませた・・外に出る彼女は何にも話さない・・・
 もし、本当にお茶だけならばここでサヨナラだ、しかしヨシコは黙って私の歩く方に着いて来る・・・

  私:「少しフラつきますか?」勝手に言い放った。
ヨシコ:「ええ!」
 ヨシコは先ほどの喫茶店に居た時のように話はしなかった。
 ただ黙って私の進む方向についてきた。

(いくぞ!最後の追い込み・・・!!)

 私は何気なくラブホテル街の方に足を向けて歩き始めた・・・・
 ホテル街ネオンはこれから起こる淫靡な世界にいざなう。
 私とヨシコホテルの入口に近づいた・・・
(本当に入ってくれるのかな?)そんな不安が心を過ぎる・・
 私は彼女の体を入口のほうに軽く押してみた・・・・
 スーっと彼女は何の抵抗も無く入口に入った(やった~~~!)
 フロントの部屋のボタンを押し鍵を受け取り、エレベーターに乗り込んだ。
 4F410号室・・・・
 鍵を開け中に入る・・・・
 まだ彼女は黙ったままであった・・・・
 これから始まろうとしている神聖な性義の生贄のように・・・・
 これから訪れる快感を心待ちにするかのようにヨシコは黙ってうつむいていた・・・
                                     
                                   つづく

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