【お題日記】愛情を感じるSEXってどんなの？

僕が尊敬するインド人医師、ディーパク・チョプラの本を読んでいて、恋愛というのは、往々にして普通の人にとって神を見る唯一の道、みたいなことが出てきて、へぇ～と思ったことがある。

あと、ある保守的な宗教団体の機関誌で「神様のエネルギーを受けた状態というのは、恋する状態に似ています」という言葉に出合ったこともある。

確かに、恋する気分が高まって、相手と本当に打ち解けた状態で向き合った時に、すーっと全世界が視野から消えて、まるで光しかない世界の中にふたりしかいないような気分になる時がある。もう、常識も何も、普段、自分の行動を縛っている強固なものが全て、まるで砂でできた城のように風に吹かれて崩れ去っていくような自由な感じになる。

その時に感じる美しさといったら、どんな道徳的な美談もバカみたいに安っぽく感じさせるほどだ。

そんな経験ない？（ないんだったら、死ぬまでに経験しといた方がいいと思う。）

そして、そんな状態から、えっちに進むのは、何億年もの進化の中でうちらの精神に刻み込まれていることなのだから、別に悪いことでも何でもない。当たり前のことだ。

二つの異なるものが、互いにどうしようもなく結びつきたいって思って交合するのならば、それは汗や体液でぐちょぐちょになろうと、獣のような叫びを上げようと、白目剥いて気絶しようと、それは神聖な行為じゃないかと思う。

そして、そんなえっちって、極端な話、それが一夜限りのもの、せふれとのものであっても、そこには愛はあると思う。

それが長続きするかとか、当事者を精神的にレベルアップさせてくれるか、とかは別の話だけど…

そこには「誰でもこうすれば、必ずこうなる」ってなマニュアル的なものはない。自分で探っていくだけだ。

そして、哀しいかな、こんな神聖なものを追求してばかりいると、食えなくなっちゃうから、現世的な必要との間でどうバランスを取るか、ってのが大事なのかもね。

だから、まだ何の束縛もない若いうちに、こんな神を垣間見るような経験をしておくといいと思う。