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成程話:雑用
2013年08月26日 11:19
小林正観著
「この世の悩みがゼロになる」
大和書房より
渡辺和子さんは、2.26事件で暗殺された教育総監、渡辺錠太郎氏の娘です。
9歳のとき目の前で父が殺されたそうです。
20代後半になってアメリカの修道会に入り、10年ほどして日本に帰りました。
岡山の「ノートルダム清心女子大学」の学長や、理事長を歴任されています。
多くのすばらしい本もお書きになっています。
渡辺和子さんがその修道会にいたときのこと。
食事の準備で食卓にお皿を配っていたとき、渡辺和子さんに、あるシスターが寄ってきて、こう尋ねたそうです。
「渡辺さん、あなたは今、何を考えながら、お皿を配っていますか?」
渡辺さんはとまいどつつ「いえ、何も考えていません」」と答えました。
そのとき、シスターは「渡辺さん、あなたは時間を無断しています。なぜ、このお皿を使う人の幸せを祈りながら配らないのですか?この世に“雑用”という仕事はないのですよ」と教えてくれたというのです。
よく考えてみましょう。
炊事も洗濯も掃除も、また子どもの世話も会社の仕事も・・・この食事をする人が元気になってくれるように。。
この服を着る人が幸せになってくれるように。。
この廊下を歩く人が笑顔で過ごせるように。。
この仕事に関わる人が皆幸せになってくれるように。。。
と、念をこめたら、それは単なる『雑用』でなく単なる作業でも単なる仕事でもないでしょう。
これを読んでる貴方の笑顔が増えますように
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