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11th Kosugi Part 4

2016年08月01日 22:33

11th   Kosugi  Part  4

息を整えているうちに浅い眠りに入ったようだった。

かろうじてコンドームを処理したが
惨めなくらいに小さくなったペニス
吐出した精液にまみれて光っている。
拭かなきゃ、拭かなきゃ、と思考が
妙な一点に集中しているうちに意識がかすれた。
胸にかかる二の腕の重さ。
こちらの顔をくすぐるような髪の毛のシャンプーの匂い。
下肢を挟み込む、みっしりとした太ももの柔らかさ。
行為の後特有のむっとするような若いメスの香り立ち。
「可愛いな」と思いながら
けだるく眠りにひきずりこまれるのは
なんともいえない快感
至福の時。
だがそのひと時も、下腹部にもぞもぞと動く
ナメクジのような感触に妨げられる。
浅い眠りは、次の行為への督促で覚醒を強いられた。
へその下を、
太ももの内側を、
ちょちょろとくすぐる蛇の舌。
時に甘く咬んだり、
べろりと舐めあげたり、
ちゅうと吸ったり…
こんなテクニックをいったいどこで覚えたのだろうか。
少しづつ硬度を増し、天を突き出すペニス
その効果に満足するかのように
いっそう舌を使う速度を速める。
ますますいきり立つペニス
次の瞬間には、熱い口内に吸いこまれていた。
確かににやりと笑った。
若い女にはありえない好色そうな顔で笑った。
そして、ちゅうちゅうとわざと音を立てながら吸い出す。
吸いながら舌を使う。
こちらが、たかまりだすと口から抜き
舌を使って裏側を舐める。
そしてこちらの足を広げて、正面から肛門のうえの
微妙な部分に舌を這わす。

これには驚いた。
こんな技法は色に狂った熟女のものだ。
若いだけに誰かに教え込まれなければ無理なはず。
だらしなく、少々あえぎながら
「誰に教わった?」と聞いてみる。
「先生」とだけ答える。
あまりに生々しい答えにそれ以上聞くことがはばかれたが
真実だとするととんだ課外授業。
まるでAVドラマの世界だ。
そんなこちらの想いには関係なく
フェラチオに集中しているうちに
ついに、こちらのもっとも弱い部分を見つけ出してしまった。
思わず声が出る。
「うわあ。ま・待って。」
ビリビリと電流が走るような快感を呼ぶそこは
長い付き合いのセフレでさえ、つい最近探し当てた場所だ。
なぜか主導権を明け渡すような気がして
これまでのどの女性にも気づかれないようにしてきた。
なのにいきなり…
幸い、若かったから不満そうながらも
素直にやめてくれたから良かった。
さもなければ、あっさり放出してしまうか、
無理にこらえたがための不能に陥っていたかもしれない。
照れくさかった。
だからそれをごまかすために体を入れ替えて反撃に出た。

まだむき出しの股間にいきなり顔をうずめると
首を激しく左右にゆすりながら、
それに舌の動きを加えて
強烈なクンニリングスをする。
たちまちのうちに愛液がほとばしってきて、
舌の動きをいっそう滑らかにする。
四足獣がオアシスの水をむさぼるような
激しく卑猥な音が部屋中を満たしだす。
仕返しがこわいから、舐めあいの形をとらずに
一方的に責めまくった。
膨らんだクリトリスを吸う。
その根元を舌先でつつくようにする。
ワギナの周りをべろべろと舐める。
舌を降ろしていって、アヌス直近に這わせる。
じらすようにわざとはずして太もも唾液を塗りつける。
さっきのように吸い込まれたうえに
強烈に挟み込まれるのがこわくもあるから
なるべく中心部への直接攻撃は後回しにする。
それでも、「ぎゃあ、ぎゃああ」と悲鳴がとびだし、
愛液がものすごい勢いでほとばしる。
執拗にやめなかった。
息継ぎをしては同じ行為を繰り返した。
「許して。許して。お願い。」
さすがにあまりに苦しそうなので舌を停めると
促するように腰がくねりだし
「やめちゃいや。」と叫ぶ。
再開。
「やめて。」と懇願。
中止。
「やめないで。」と懇願。
再開。
同じルーチンが何度か続くうちに
ついに、
「いくううううう。」
と叫んで、明らかに飛んでしまった。

反り返る身体。
直後、弛緩してくずれおちる身体。
下半身には塗りたくったような愛液
恐ろしく鋭敏で、過激で、卑猥な反応だった。
しばらく動かない。
つぶやくように「許して」という
だが、こちらも火がついてしまっている。
もとより許す気はないし、手を抜くつもりも無かった。
狂おしいセックスを若いからだに刻み込もう、と思った。

だが正直なところは…
若いからだに興奮し、ゆとりをなくしていたのかもしれない。

(続く)

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