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兄妹

2017年06月07日 17:29

兄妹

家族で実家に里帰りすると、離婚した次兄も帰っていました。

私と三歳違いの次兄は、東京の有名大学を出て、そのまま就職結婚。そして離婚、されから、初めての盆でした。

一番上の兄とは十歳も年が離れていたので、小さい頃は、いつも次兄と一緒でした。

私が五年生頃まで、お風呂も一緒に入っていました。
次兄は、いつも私の身体を優しく洗ってくれていました。でも、ある日、私は学校で、男女の性について、教えられ、お風呂場で、次兄が勃起しているのを見てから、一緒に入るのは止めました。

それでも私達は仲良しでした。成績が良かった次兄に勉強を習ったり、ゲームをしたり、ふざけて抱きついたり、プロレスごっこなんかもしてました。

次兄の大学受験の近いある日、私は体調が悪く学校を早退しました。

次兄の高校進学校で、三学期は自宅で受験勉強しても良いことになってました。

(家に帰ればお兄ちゃんがいるから…)

そう考えて家に帰りました。

家に帰って自分の部屋を開けると、なんと次兄が私のベッドにいました。

それも、枕に顔を埋め、下半身露出させ、勃起したソレを握りしめ。

「お、お兄ちゃん!?」

次兄は驚き、ベッドから飛び降り、私のそばを駆け抜けようとしました。

「何してるのよっ!」

私が次兄の腕を掴むと、私に背を向けて、小さく震えているのがわかりました。

「どう言うことなの!?」

次兄は振り返ると、怒鳴る私を抱き締めました。
そして、顔を寄せてきました。

「ちょっと、イヤッ、止めて!」

私が激しく抵抗すると、次兄は悲しそうな顔をして自分の部屋に入ってしまいました。

それから三十年あまり私達には、会話らしい会話はありませんでした。

里帰りの初日、大勢での夕食は、楽しいもので、次兄とも、なんとなく言葉を交わしました。

翌日、私の主人と子供達は主人の実家に、長兄の家族はキャンプ、両親は母の実家に行き、次兄と二人になりました。

二人だけの夕食が終わり、順にお風呂に入りました。兄が先に入り、次に私が。

私が上がると、兄はテレビの前でビールを飲んでいました。私は直ぐに上に行こうと思いましたが、目が合ってしまいました。

「私も飲もうかな」

黙って部屋に行くのが気まずいと考え、口から出てしまいました。

兄は無言で立ち上がり、グラスと小皿と箸を持って来て、隣に並べてくれました。

乾杯!」

でも、その後は会話も盛り上がらずテレビに見入ったふりをしてました。

「あのぉ…」

兄がテレビを見たまま口を開きました。

「ん?」

「ずいぶん昔、真緒がまだ中学生のころ…、ごめん、すまなかった…謝ってすむことじゃないけど…」

「あぁ、あの時のこと…」

「ずっと謝りたかった…、でも、真緒のこと、真っ直ぐ見ることも出来なくて…」

「今も見てないよ」

兄は私を見た。

「ほんとに、悪かった」

「うん。すごくショックだったけど、しばらくして、お兄ちゃんが大学に受かって、家を出たら、淋しくて悲しくて、もっと違う対応すれば良かった、なんて考えてたりした。その後、気にしてないって言いたかったけど、お兄ちゃん、ずっと帰って来なかったし、私の結婚式も出てくれなかったし」

「それもごめん…ヤキモチだったんだ…」

「えっ?」

「真緒の旦那になる奴なんか見たくなかった…」

「ばかね、お兄ちゃん」

何故か一瞬にして、わだかまりが氷解したような感じがして、私達は三十年分を補うように喋りました。

「そっか、お兄ちゃんは真緒を女として見てくれてたのか。ちょっと嬉しいな」

「いつからかな…真緒が愛しかったよ…」

「私、いつからかわかる。五年の時よ」

「どうしてそう思う」

「お兄ちゃん、私をお風呂で洗いながら勃起させてたもん」

兄が真っ赤な顔になった。

「イヤなこと覚えてるな、真緒は」


「あはは、エッチなお兄ちゃんだったね」

私は兄の肩をポンッと叩いた。

兄はその手を取って私を見た。

「ん?どうした、今でも女に見える?」

兄の顔が近づいてくる。

「だめだよ、お兄ちゃん…」

私が目を閉じると、兄の唇が私に重なってきた。

少しの時間の優しいキス

顔を離しました。

「だめだよ、お兄ちゃん」

「真緒…」

兄は私の腰を抱き、また顔を寄せ、私は目を閉じました。

唇が触れ、兄の舌が私の唇を舐めます。

私の口が少し開き、兄は私の唇を、そっと咥え舌で舐め…上唇も下唇も…。

私の口、兄を求めるように開かれ、兄の舌が入って来ました。

私達の舌は激しく絡み合い、二人は強く抱き締め合っていました。

兄を異性と感じていたのは、私もだったのでしょうか…こうなることを望んでいたのでしょうか…。

兄の手が私の胸に当てられました。優しくパジャマの上から揉まれ、やがてパジャマの上から立ってしまった乳首を摘ままれました。

自然に甘い声が漏れ、私は兄の顎の下に顔を埋め、小さく頭を振りました。

ダメダメダメ…お兄ちゃん…だめだよ…」

兄はパジャマの裾から手を入れて直接、乳首を摘まみます。

「あっ…いやっ…あん・・だ、だめよ…」

そして、その手は下に…パンティの中に。

「だめ、それ以上はダメ…」

私は自分が濡れているのを感じていました。兄の指が、私の一番感じるところを擦っています。

「あぁぁ~ん、だめだよぉ~お兄ちゃん~、あ・あっ・あぁぁ~」

兄は私の手を取って兄の股間を触らせます。

短パンの下に硬い物が…。

「だめ…お兄ちゃん、もう父さん達が帰って来るよ」

そう言いながら私は兄の股間を擦っていました。

兄が私に密着しながら、下半身を剥き出しにします。

「何やってるのよ…ダメ…だめだったら…」

私の手の中で兄は熱く、硬く、先から透明な汁を滲ませています。

「親父たちが帰って来るからか?」

「そんなんじゃなくて…。お兄ちゃん、独りになって淋しいんだよ…あん…あっ・・・」

兄の指が私の中に挿入ってきました。

私達はまた、キスをしました。

その時、外にエンジン音がしました。私達は見詰め合ったまま身体を離しました。

両親が帰って来て、暫く皆で呑んで、その日は休みました。

翌日、両親は朝食を食べると、また、外出しました。帰りは夕方になると言ってました。兄はまだ、寝ています。

実家に帰って来るのに、普通の下着しか持って来なかったのを、少し後悔しながら、私は朝食の洗い物をしてました。

兄が起きて来ました。

「おはよう、お兄ちゃん。トーストでいい?」

「いや、朝はいいよ」

振り返らずに話す私に兄が近づいて来ます。私の心臓早鐘のようでした。

「違うものを食べたい…」

兄が私を後ろから抱きすくめます。

「あ…お兄ちゃん…だめだよ…」

「…」

兄は無言で、後ろから私の首筋に舌を這わせます。

「お…お兄ちゃん…だめだって…」

私の腰辺りには、硬い物が…。

「ねぇ、お兄ちゃん…やっぱりだめだよ…」

私が振り返ると、兄は唇を重ねて来ました。直ぐに舌が入って来ます。

二人の舌は絡まれてしまいます。そのまま私は兄の腕の中で、兄の方を向いて、兄の首に腕を回してしまいました。

激しく舌を、唇を貪りながら、兄は私のブラウスを捲り上げ、ブラをずらし、胸を揉み、乳首を摘まみます。

「…あん…お兄ちゃん…だ・だ・めん…」

片手はスカートを捲り、パンティの中に差し込まれ、期待に満ちて、既に濡れていた私の花弁を弄ります。

「あん…ダメ…あ・あっ・あ・やん…」

立ったまま愛撫され、私は腰が砕けそうになり、甘い声で、兄に、ダメを言い続けました。

スカートの中の濡れ始めたパンティを引き摺り下ろされ、私は片足をパンティから抜き取りました。

それを見ながら、兄が、真っ裸になりました。

兄のソレは雄々しく怒張し、身体にへばりついていました。

私は兄の前に膝まつき、ソレを手にすると口に咥えました。

「…あぁ…真緒…ずっと…ずっと…思ってた…」

私も兄を、兄のソレを愛しく感じていました。私の泉は、とても溢れていました。

兄が、私を立ち上がらせ、向こうを向かせ、私はテーブルに手を付きました。

スカートが捲くられ、背中越しに兄の顔が近づいて、私達は、またキスをしました。

そして、兄が、ゆっくり、後ろから、挿入って来ました。

「うぅぅ…ああぁぁ~~、お兄ちゃぁん~

涙が溢れて来ました。

「ま、真緒…」

「違うの…嬉しいの…いけないけど…だめだけど…嬉しい…お兄ちゃん…」

「まお…」

兄は私の胸をまさぐりながら、抽送を始めました。

「あぁぁ~お兄ちゃん…いい…あぁぁん…いいの…ああぁぁ~~お兄ちゃん~」

私はテーブルに突っ伏してしまい、兄はパンパンと肉を打つ音を響かせ、私を後ろから責め立てました。

どの位の時間が経ったのか、私達は居間のソファにいました。私も真っ裸にされていました。

兄が私を見下ろすようにして、激しく腰を使っています。

「ああぁぁ~~お兄ちゃん・お兄ちゃん・お兄ちゃん…あぁぁん、いいィ~~いいのぉ~~お兄ちゃん~~~お兄ちゃぁ~~ん!

「真緒ぉ~~、真緒~~ぉ!」

互いに呼びあいながら、ただ激しく求め合いました。

私は何度も到達し、辺りを愛液で溢れさせ、兄も私に何度か精を放ちました。

そして、私は気が遠くなり、気付くと、何となく洋服を着させられていました。

兄を探すと、風呂場で気配が…。

私は裸になって入って行くのでした…。


終わり

このウラログへのコメント

  • ペルソナ 2017年06月10日 23:52

    やはり…大好きです
    妄想劇場さんのログ。
    前より少し控えめ…というかおとなしい雰囲気ですが、官能さは変わらずでドキドキしながら読みました。
    ぜひまた、書いてください

  • 妄想劇場 2017年06月12日 12:28

    > ペルソナさん

    ご無沙汰、それからありがとうございます。
    真面目な創作が一段落したので、書いてみました。
    駄作にコメント、有難いです。

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