- 名前
- ヴォーゲル
- 性別
- ♂
- 年齢
- 74歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- もう海外在住29年、定年もそろそろ始まり、人生のソフト・ランディング、心に浮かぶこと...
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突然の青鷺
2006年10月18日 05:33
昨日のことだ。 もうとっぷり暮れた8時前、アムステルダムの中央駅の裏側をいつものようにジャズハウスに急いでいた。 目的の建物まで700mほどなのだが、いつも工事中で少しづつ整理されているとはいえちょっと押されたり何かがあると大きな運河様の港沿いの水に落ちないとも限らない心細さではある。 夏の間は行き交う小船やフェリーを眺めながら急ぎ足で通りすぎるのだがほとんど目的地に近づくあたりから水辺が浅くなるのかほんの少し葦の葉が生えているところがある。
何気なく見ると3,4mほど先の暗いそこに大きな灰色のものが立っていたので見ると青鷺だった。 普通は田舎をあるいたり運河、水路沿いにはよく見かけ大抵は2,3mまで近づくとゆっくり飛び去るか羽を何回か羽ばたかせて、怪しい我々から10mほど向こうの安全圏内へと移動するのだが、今ここの普通より大きめの青鷺は目を閉じて眠っている様子もなくまだ餌の小魚を漁っているようだ。
これは面白そうだと小さなデジタルカメラをとりだして1,2枚撮った。 それで3、4mほどの距離ならこの貧しいカメラのフラッシュでも届くかもしれないと、もう既に1,2枚は撮ってあるからフラッシュの光で逃げてもいいか、とフラッシュをたいた。 けれどこの青鷺先生びくともせず悠々と水面を眺めている。
当方としては昼の長閑で時間のあるときなら釣り人の隣にいて只、棹の先をながめているような暇人になってもいいのだが今はそうはいかないのでこの先生を残してジャズハウスに急いだ。
街中でも運河の杭の先に停まって水面を眺める鷺を時々見るのだが大抵それは昼で忙しい街中で鷺も仕事に励むのだなと思うぐらいなのだが、思わぬ時間に思わぬところでまだ働く先生をみて大変だなあと同情したのだが、先生、この時間帯の方が漁獲高がいいのだろうか、こんど暇なときは近くに坐って聞いて見たい気がする。
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