デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

柿喰えば、、、、、、

2006年10月27日 11:02

柿喰えば、、、、、、

今日は寝起きが遅く、3時頃スーパーに買い物に行ったら入り口で柿を売っていた。

もう20年ほど前にどこかで柿を見たときは今の「Kaki Fruit」じゃなく「Sharom Fruit」という名で、それはイスラエルからの輸入品だからあの国の現在からいうと勝手な名前なのだけれど、それはそれとして、いまでは「カキ」となって買う人も増えたのだろうから一番目立つ安売りの所に置かれていてほとんど売れ残りだけしかないという様子だったのだ。

前にはほんのたまに果物専門の店で「二十世紀」などを見かけたことがあるのだけどそれは高価で特別な輸入品ということなのだろう。梨はこちらでもいろいろあるし、二十世紀を採らずともこちらのものでも、というよりこちらのほうが味わい深いものがある。 子供の頃、「長十郎」という名の梨があり、それが味わい深いものだったのだが日本の当時の食生活では秋の大きく瑞々しい「二十世紀」が合っていた。 事実、中学高校の折に近くの山に秋に登るときには二十世紀を2つほど持っていけば水筒が要らなかった。 西洋梨はよく熟れた物は「ワイン梨」といい発酵してアルコールができているかのようなアロマがあってなかなか美味いものだ。

それに反して柿は子供のころから身の回りにもあり、庭にはたわわに甘柿が出来たし、水田の周りには干し柿用の木が何本もあり小さいときにはよく天辺の方までよじ登って長い先が又になった棒で取ったものだ。 うちのものが夜なべで皮をむき竹串に刺しいくつも軒先やうちの中に干して粉がふいて正月のお飾りや自宅や親戚に配る分まで作っていたし、丸い大きなものは「へた」を取りその部分を焼酎に浸して密閉したビニールの袋にいれて渋みをとっていたものだけど、けれどどういうわけか柿に対して何の感慨もない。 好きでなかったからだが、これがもし好きだったのなら今日にしても毎週土曜日の青空市場の散策にしても買っていたのだろうが、残念なことに好きでもないから横目で見ながら通り過ぎるたのだが、今日の大安売りの光景には、この果物も徐々にこの国でも広がってスーパーででも出回るようになったか、という感慨に囚われた。

ま、贅沢をいうと干し柿のどっぷりと琥珀色からワインいろに粉の吹いた「富有柿」の干し柿がでまわれば買ってもよいと思う。 あれは甘くて赤ワインつまみにもいいかもしれないからだ。 

このデジログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

ヴォーゲル

  • メールを送信する
<2006年10月>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31