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成程話:春はまもなくやってきます
2015年09月01日 09:03
何かを伝えようとするとき、この以下のお話は非常に考えさせられます。
アンドレ・ブルトンがニューヨークに住んでいたとき、いつも通る街角に黒メガネをかけた物乞いがいました。
首に下げた札には、
【私は目が見えません】と書いてありました。
彼の前には施し用のアルミのお椀が置いてあるのですが、通行人はみんな素通りして行きますから、お椀にコインはいつもほんのわずかしか入っていませんでした。
ある日、ブルトンは物乞いにその札の言葉を変えてみたらどうか、と話しかけました。
物乞いは「旦那のご随意に」。
ブルトンは新しい言葉を書きました。
その日からというもの、通行人たちから物乞いに慰めの言葉がかかるようになり、お椀にコインの雨が降りそそぐようになりました。
物乞いには優しい声やコインの音が聞こえます。
数日してブルトンが通りがかりに声をかけると、物乞いは待っていたように訪ねました。
「旦那はなんと書いてくださったのですか」。
下げ札にはこう書いてあったのです。
【春はまもなくやってきます。
でも、私はそれを見ることができません】
「名作コピーの教え」
鈴木康之著
日本経済新聞出版社より
スペックとベネフィットの違いでもあります。
スペックは、特徴にすぎません。
例えばデジタル一眼レフカメラだったら、画素数がいくつだとか、連写スピードがどうだとか、F値が何たらといった具合です。
ベネフィットは、そのものから得られるメリットや満足感のことです。
デジタル一眼レフカメラだったら、「キレイな思い出をキレイに残す」とか、「これを持っているだけでヒーローになれる」とか、「プロが羨むカメラ」といった具合に、それを持っていることによって得られるメリットや満足感を伝えるということです。
先ほどの目の見えない物乞いの看板は、最初「スペック(特徴)」を書いていました。
しかし、書き直したものには「ベネフィット(それを得ることによって得られるもの)」が書かれてあり、しかもそれを皆は出来るかもしれないが、自分には出来ないと訴えたのでした。
それは心が動くはずです。
スペックは自分事ですが、ベネフィットは相手事になりますからね♪
このウラログへのコメント
体験を伝えると同じ理屈ですね☆
ベネフィットというより、体験を伝えたと言った方がしっくりくる気が…。
これは深いね
(  ̄▽ ̄)
ひろsanさん:なるほど(^^)
SYUZO-さん:考え方変わるだけでこんなに変わるんだもんね(^^)
克己さん:相手の身になって、ですね(^^)
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