8月になると考えること

ちょっと旬は過ぎましたが
例年夏は戦争月間の趣が強くなる気がします
メディアは特に。
先の大戦からもう78年
昨年も書いたと思うけど
いつまで過去の出来事に囚われているのかと
思う反面、英霊には黙祷を捧げる夏です。

さて、今年は長崎にいってきたので
たぶん人生初となる長崎原爆慰霊館に行ってきました。
ここは良いです。
実際にこういう資料館に行かなければ
わからなかったけど
原爆の威力が大きすぎて、真に原爆の暴力に晒された
場所やものは何もないのですね。
我々が見る被害は原爆のわずかな残滓だけといい現実
抑止力としての原爆の有用性を信じているおいらには
衝撃でした。だからってこれを持ってはいけないといことにならないけど、逆にだからこそ、これは有用な抑止兵器だと思いを強くしたのです。

隣に併設された慰霊館は全国民が行くべきだと思います
地下に木漏れ日のように入る外光が心を落ち着かせ
穏やかに祈りを捧げることができる場所です。
宗教性はないのだけれど、空間自体に神聖性が宿る
素晴らしい慰霊の場でした。