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「湯を沸かすほどの熱い愛」レビュー☆

2016年11月16日 22:11

「湯を沸かすほどの熱い愛」レビュー☆

宮沢りえ主演他。最高の愛を込めて、葬ります。銭湯を営む幸野家。しかし、父(オダギリ・ジョー)が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態。母・双葉宮沢りえ)は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら娘・安澄(杉咲花)を育てていた。そんなある日突然、余命2ヵ月という宣告を受ける。その日から彼女は「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。その母の行動は、家族からすべての秘密を撮る払うことになり、彼らはぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく。そして家族は、究極の愛を込めて母を葬ることを決意する。死にゆく母の熱い想いと、想像もつかない驚きのラストに、涙と生きる力がほとばしる家族の愛の物語。

7/10点!!道半ばに人が死ぬということ、生活を共にし、心が繋がった者同士を家族ということ、多くを語らずとも、双葉という女性の人生を感じられる作品でした。人は死を目の前にすると周囲や自分のそれまでの秘密が明るみになってしまうものなのかと「ぼくたちの家族」に続いて思い知りました。銭湯は日本独特の文化で、すべての家にお風呂がついてる時代になっても、銭湯には毎日お客さんがいて。そういうのが、スクリーンから伝わればいいなと思いながら観ていました。しかも、この手の作品がりりィさんの遺作だなんて、不意打ち過ぎました(;_;)元々痩せ型の宮沢りえさんが短期間で太ってまた驚くほど痩せているのが凄かったです。あの歳でそれをやるのはかなりリスキーなのに、宮沢さんはあの可愛くて綺麗なアイドルから、いつから本格女優になっていったのだろう?と考えてしまいました(私は世代的に昔を知りません)杉咲花ちゃんは背丈も見た目も演技も既に他に追随を許さない唯一無二の女優ですね。ずっと小学生高校生役を行き来してますが(笑)、本作で、彼女の本気と度胸を観た気がします(*゜Q゜*) オダギリ・ジョーはもうずっとダメンズ役やってますよね(^_^;) たまには「SHINOBI」の時のようなカッコいいオダギリ・ジョーも観たいです。懐の深い女にはダメンズが寄ってくる定説なのでしょうか?それかダメンズといるから女のキャパがどんどん拡がるか(爆)いずれにしろ、双葉は凄いデカイ女性です。自身の母との関係もあるとは思いますが、たぶん元々デカイ!宮沢さんの母である時の双葉の顔と一人になった時の顔が全然違くて、素晴らしかったです。予想のつかないラストは本当に予想が出来なかったもので(笑)、久々にストンと納得と驚きをいただきました(お見事!)。泣きポイントは何度もあるのですが、ぐっとは来ましたが、泣きには至らず。安澄が「私なんて最下層の人間だ。」というシーンは辛かったなぁ。同じ親として子どもにそんな事を言われたらと思うと胸が潰れました(>_<) でも監督の思惑通り、心はしっかり動かされました。旅行で色んなところに行ったりしてダレそうなのにすべてのシーンが愛と愛のぶつかり合いで素敵でした(*^▽^*) 2016年公開。

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