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「昼顔」レビュー☆

2017年06月02日 00:03

「昼顔」レビュー☆

上戸彩主演他。決して、もう二度と。せめて、もう一度。お互いに結婚していながら、惹かれあい愛し合うようになった笹本紗和(上戸彩)と北野裕一郎(斎藤工)。その一線を越えた関係はいつしか明るみになり、ついに二人は別れざるを得なくなってしまった。そして、紗和は夫とも別れ、一人になった。あれから3年―紗和はオーナーの杉崎尚人が営む海辺の町のレストランでの見習いとして働き、狭いアパートの往復が日課で、北野の夢を見る事さえ無くなっていた。そんなある日、大学の非常勤講師となっていた北野は蛍に関する講演を、ある街で行う事に。講演中、客席に目を向けたとき、彼は言葉を失ってしまう。そこには、紗和の姿があった。「神様は、私を試していたのでしょうか」運命のいたずらか、再びめぐり会う二人。あの時に交わした愛を忘れられず、どちらからともなく逢瀬を重ねていく。そんな中、二人の前に現れたのは、北野の妻・乃里子伊藤歩)だった・・・。「昼顔」衝撃の結末―決して出会ってはいけない二人の、運命歯車が再び動き出す。

6/10点!!不倫=破滅というドラマからの路線がブレない、そして何の捻りもない救いのないストーリーでした。不倫ものは誰かが救われないと何も残らないので、個人的には映画「tokyotower」のような不倫だけどハッピーエンドが好きなので、ズドーンと落ち込みました。落ち込むのに泣けないという最悪(苦笑)上戸彩は昔から演技は上手いのですが、涙を誘わないんですよね・・・。「君は強いから僕など必要がない。」という台詞を思ったことがある男性は、本当は弱いのに強く見えちゃう乃里子と、強いのに危なっかしく見える佐和という、女性リアルな姿をよく観ておいた方が良いです(^_^;) 本作の不倫=肉欲じゃないという点をズレずに描いているところと、不倫不倫でなくなって二人だけの日常になったら?というリアルでドロドロした感情を描き切っているのは、後味の悪さも含めて評価出来ます。肉欲や情だけだったら、あんな走り方はしない。「いっそ死んでくれたら。」なんて願わない。それは間違いなく、愛なのだと思います。でも、佐和北野は覚悟がないままズルズル穴に堕ちてしまったタイプなので、周りを見る余裕がなく、冷静なこと運びが出来ないんですよね。一度痛い目を見てるわけだし、普通だったら「全て片がついてから来て。」と言いますもん。登場人物皆、不器用過ぎだし、人間の怖さを知らな過ぎ(>_<) 結局、好きな人の幸せや悲しみより、自分が可愛い人物ばかりなのも、嫌なものを観たなぁと思ってしまいました(>_<) どんなに辛くても綺麗に終わらせた方が、後々良い思い出になることの方が多いのに・・・。とりあえず、今まで観た不倫もの(日本限定)で石田ゆり子の「不機嫌な果実」を上回る作品にはまだ出会えてないです(爆)2017年公開。

このデジログへのコメント

  • はらぺこ 2017年06月03日 07:22

    後味が悪くても、、、思いっきり泣ければ
    観てみたいのですが。。。(>_<)

  • ユリ 2017年06月03日 09:42

    > はらぺこさん
    皆泣いてなかったので、泣けないんだと思います。でも、斎藤さんのファンでリピーターがかなりいました。

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