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気づきの話:勇ましく生きていく
2013年07月15日 09:32
北海道のある農家の話
それまで馬で田を耕していたのですが、機械を導入する必要に迫られ、馬を手放さなくてはならなくなりました。
家族皆で可愛がってきた馬です。
しかし、経済的に苦しく、飼い続けることはできないのです。
「こんなによく働いてくれたのになぁ…最後まで看取ってやりたかった、本当に、ご免な…」
馬が引き取られるまでの1週間、家族達は馬の体をさすっては涙をこぼし、謝り続けました。
引き取り手が現われ、馬を引き渡しました。
家族は皆、立ちすくんで馬に近づくこともできません。
すると、馬の方から、家族に近づいてきて、空に向けて大きくいなないたのです。
明るく大きな声でした。
その瞬間、家族達は心に太陽の光が差してきた様な不思議な感覚にとらわれました。
この愛馬は身をもって、自分達家族を助けようとしている……そう感じたのです。
凛々しい姿は家族達が大地を踏みしめ、困難に負けないよう力強く生きていくようにと励ましているかの様でした。
父親が言いました。
「この馬はワシ達に、勇ましく生きていくようにと励ましているんじゃ。しっかり生きていくことが、この馬の愛に報いることじゃ。頑張ろうやな」
皆、頷きました。
その時、馬の輝く目から一筋の涙がつつと流れました。
そして、馬は去って行きました。
その後、家族の道のりは平坦ではありませんでした。
それでも、一つ一つの困難を乗り越え、今も力強く農業に取り組んでいます。
家族達の心の中には、いつも無償の愛を送ってくれた愛馬がいます。
辛い時、苦しい時、愛馬の励ましを思い出すと勇気と生き甲斐が体に湧いてきました。
そして、厳しい北の大地でも逞しく生きて行こうと心に誓うのです。
[幸せに気づく時間(とき)]
鈴木秀子著
佼成出版社より
心は通じるのかもしれない。想いを込めて、やって行きたいと思います。
このウラログへのコメント
ななさん このうまの様にまた牛さんもそうですよ!私の農家も昔は牛で同じ事をしていました。別れは辛い
も、涙を流します。
映画『飯舘村』で見ました。
ただ、飯舘村のは、殺処分
隣のトトロさん:有難うございます
管理貞操帯さん:飯館村のは悲しいばかりですね
霧隠才蔵さん:そうなんだ。馬とかに限らず別れはつらいですよね
旗本退屈男さん:馬ってやっぱりすごいですよね~
浪江町が、一番ひどいです。
飯舘村の帰村は、絶対にいそいでは
除染しても、直ぐ元に戻ります。
管理貞操帯さん:除染作業の方自身もそんな風に思ってるんだろうな
作業員は知りません。元請から指示された通りにします。
指示とは、農業用水や川に流したりです
管理貞操帯さん:指示内容に問題ありですね。作業する側も疑問に思ってる人いるみたいだし
管理貞操帯さん:指示内容に問題ありですね。作業する側も疑問に思ってる人いるみたいだし
管理貞操帯さん:指示内容に問題ありですね。作業する側も疑問に思ってる人いるみたいだし
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