デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

成程話:終わりよければすべてよし

2013年07月31日 23:26

酒井穣氏の心に響く言葉より

「ピーク・エンドの法則」(終わりよければすべてよし)
ノーベル経済学賞の受賞者である、ダニエル・カーネマン教授が発表した理論で、人間は、過去の経験を「ピーク(最良または最悪)」と「エンド(どのような終わり方をしたか)」によって判断しているというものです。
例えば1週間の家族旅行をしたとして、家族の旅行全体への印象は「最良の思い出(又は最悪の思い出)」と「旅行がどのように終わったか」の二つによって決まってしまうということです。
これは…結構、怖いことですね。
その他の経験の情報は脳内から消えていたりはしないのですが、経験全体の印象の決定(判断)にはその他の情報は「使われない」という所が重要です。
直感的には「全ての経験の総和」がその経験の「印象」のように思われますが、これは間違っているということです。
「終わりよければ全てよし」とはよく言ったものですね。
この考え方から、顧客先での商品プレゼンテーションや各種の研修などでは、その始まり方よりも、むしろ終わり方にこそこだわるべきという視点が得られます。
ただしこれは、全体の印象に関する考え方であって、仮に終わり方が優れていたとしても、そもそも中身がともなっていなければどうにもなりません。
とはいえ、こうした印象が、その後のビジネスの進めやすさに影響を与えることを知っていれば、何事もいかに始めるかではなく、いかに終わらせるかが重要であることが見えてきます。
「見せ方」もコミュニケーション能力の一部であるとするならば「ピーク・エンドの法則」は知っておかねばならない概念でしょう。

ビジネスでいちばん大事な「心理学教養」』中公新書ラクレ


公の立場にある人、これは国の政治家や市の公職というレベルだけでなく、PTAとか町内会などでも同じですが、一番大事なことの一つが出処進退。
出ることや進むことが大切なのはいうまでもないけど、それにも増して大事なのが退く時。辞める時期を誤ったり、潔さがなかったりすると、品が無くて醜い印象しか残らない。
スポーツの試合等でも終わってからのコメントが強烈に印象に残る。
負けた時のスピーチが、いつも他人や周りのせいにしているのなら、どんなに能力のあり人気のある選手であっても、やがてファンは離れていってしまう筈。
「終わりよければ全てよし」
最後の最後まで気を抜かず、ベストを尽くしたい。

このウラログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

なな♪

  • メールを送信する

なな♪さんの最近のウラログ

<2013年07月>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31