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【お題日記】今日の空色。空見上げてますか?

2017年02月19日 16:54

最初の哲学者と云われるミレトスのタレスにこんな話があります。

天文学に没頭していたタレスはある晩、いつものように星空を見上げながら庭を歩いていました。ところが、上ばかり見ていたので足元に井戸の口が開いているのに気付かず、その中に落ちてしまいました。それを見ていた若い女の召し使いが「ご主人さま、あなたは遠い星の動きについては理解しても、ご自分の足元のことは分かっていないのですね」と言って笑った。


では自分の足元のことが分かっていないタレスはどんな言葉を残しているでしょうか。



言葉が多いのは、才気の徴にはならない。


希望は、貧しい人間のパンである。


外見を飾り立ててはならない。美しさは生き方の中に現われる。



万物は、神々に満ちている。


最も困難なことは自分自身を知ることであり、最も容易なことは他人に忠告することである。



中学校で習う円周角の定理で、直径に対する円周角は90度、というのはタレスが証明したのでタレスの定理といいます。


さて、最初の笑われた逸話に対して次のような逸話もあります、


あるとき知人から、貧乏のゆえに「哲学は何の役にも立たない」と非難されたタレスは、次のオリーブの収穫が豊作であろうことを天文学の見地から予測し、まだ冬の間にオリーブの圧搾機械や油搾工場を買い占めた。その後収穫の時期に、機械や工場を貸し出すことによって莫大な利益を得ることになった。そして「哲学者は金儲けができないのではなく、興味がないだけだ」と言い返した。




私たちが生活しているこの文明社会の入り口を開けたのはこのタレスだということを覚えておくといいかもしれません、なんの役にも立たないけれど。

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