長時間クンニ

クンニはされたことはあるけど、挿入の前に少しだけ舐められた程度で、おまんこを5分以上舐められたことのある女性って、少ないようだ。それくらい、クンニをする男が少ないってわけだ。クンニをしたがらない男の心理を冷静に考えると、おしっこが出てくるあたりを舐めるなんてという意識があるからだろう。

　セックスって、裸で抱き合うこと自体、非現実的である。極端なことを言えば、キスだって非現実的な行為であるとも言える。

　オナニーだってそうだ。自分の性器を触ったり、露出してみたり、それが気持ちよくなりたいなんて、非現実的そのものだ。人と対面する中で現実的な行為と言えば、握手くらいまでかな。

　しかし、この非現実的な行為は、人が興奮することと密接に関係していると考えられる。

　現実的な出来事の中では、人の脳は興奮せず、平常心を保とうとする。ところが、非現実的な出来事を見たり、実際に自分でしたりすると、脳は平常心ではいられなくなる。平常心でいられないと、脳はそれを新しい情報と認識する。新しい情報というものは好奇心を駆り立て、それが脳を興奮させている。要するに、非現実的な出来事に遭遇すると脳は興奮する。

　クンニは非現実的な行為そのものであり、舐める方も、舐められる方も、脳を興奮させてくれる行為となる。

　女性がクンニされてイキやすいのは、非現実的ですごく興奮が高められることと関係している。オナニーでクリを触ってイケる女性なら、クンニでイケる確率はかなり高いと言える。しかし、数分程度のクンニでは体が完全に興奮しきっていない状態だ。まだ、イッた経験がない女性だと、せめて、30分はクンニしてあげないとクンニイキは難しいだろう。

　「クンニでイッタことがない」 という日記コメントやメールが届いたりするが、クンニイキは時間をかければ、不感症でない限り、十分可能だと言える。

　イカせてあげることを前提としたクンニは、まず、股間が大きく開くように女性のお尻の下に枕を置く。また、舐められている姿を見せるために、女性の頭を起こすように枕を置く。自分の股間に男の顔があるという状況に女性は興奮する。当然、部屋の明りも完全な暗闇にはせず、薄明かり若しくは、照明は落とさないのがいい。しかし、それが初体験で恥ずかしすぎて、快感に浸るどころではない状況なら、まずは真っ暗にしてあげるしかないかな。

　何度も書くが、クンニで初めてのオーガズムを味あわせてあげるには、じっくりと時間をかけてあげる必要がある。当然、ヘアー舐めから始まって、太股の窪みを舐めてから、やっと大陰唇へと移るという流れだ。そして小陰唇の外側と内側を舐めて、膣前庭、尿道口を舐める頃には、もう感じまくって愛液が膣口に溜まってくる。舌先を膣口に入れたあと、最後にとっておいたクリトリスを、上の三角形フード越しに間接的に舐め、もう少し刺激が欲しいと女性が感じているなら、クリを吸うのもいいかな。ここで最初のクンニイキでオーガズムを迎えられる。

　2回目のオーガズムは、敏感になっているクリトリスを避けるように、膣口に舌先を入れ、またおもむろにクリへの刺激を再開する。「一回いっちゃたから、ムリ」 とか言っても、ここは強引に責める。敏感になっているので、二回目のオーガズムは早い。

　今までクンニしてもらって、イケなかったのは、5分もクンニしていなかったのではないかな。恐らく、割れ目やクリをチョロチョロっと舐めたら、即、挿入されていたからだろう。

　クンニイキをさせてもらうなら何分間、舐めるべきか？その答えは簡単で、女性がイクまで、舐め続けてあげればいい。

　女性としては、もっと長い時間ををかけて、クンニして欲しいと思っているはずだ。男はそのことをよく理解し、長時間クンニをしてあげて、挿入前にクンニイキをさせてあげるべきだ。すると、その後の挿入は女性にとってもっと満たされたものとなるはずだ。