- 名前
- なな♪
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 下ネタは受け付けてないのでメール頂いてもそれに関してはお返事できないかも。 メールや...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
成程話:雨は吉兆である
2013年04月10日 14:09
櫻井秀勲氏の心に響く言葉より
誰でもそうですが、他人が遊んでいる日に働くのは嫌なものです。
特に若いうちは行楽地で寛ぐ楽しそうなカップルの姿を見ただけで働く気が失われる程です。
しかし、逆に考えれば、客商売は休日程利益が上がるわけで、他人が嫌がる時間帯に働くことはそれだけ成功の可能性を高めることになるのです。
私は若い頃、講談社という出版社の基礎を築いた創業者、野間清治の伝記を読み「雨の日風の日は訪問日和」という教訓を学びました。
確かに、そんな日にはわざわざ出かけていきたくはありません。
ましてタクシー等ない時代です。
泥だらけになってまで作家のお宅に伺いたくないでしょう。
しかし新米編集者の私は名前だけでも覚えていただければトクとばかり、大雨の日にわざと遠方の作家を訪ねたところ、思わぬ歓待を受けたのです。
とはいえ、雨や風の日を待っていても、年にそうあるわけではありません。
そこで日曜日も使って押しかけたのですが、これも大成功でした。
ここで私は、この教訓は仕事や交渉ごとにおける運命好転の法則ではないかと気がついたのです。
運命の女神はよく見ていてくれて、人がいやがる日に働く人間には幸運というご褒美をくれるのだ、と思うようになったのです。
これ以来、私は人がぐっすり寝ている時間に働くのを、まったく苦にしなくなったのです。
このことを知った会社の幹部は「櫻井は夜が強そうだし、日曜日も働くのを苦にしないようなので週刊誌をやらせよう」と、私を創刊したばかりの『女性自身』に移し、31歳で編集長の椅子に就かせたのです。
戦国時代、九州の薩摩に島津氏という地方大名がいましたが、この当主はいざ出陣の日を決めるとなると、必ず雨の日を選びました。
「雨は吉兆である」といい、“時雨軍旗”という嵐の模様を染め抜いた旗までつくった程でした。
どの武将も大雨の日に戦うのは苦手で、家来達の戦意もあがりません。
そこに雨は吉兆だ!と信じている軍隊が押し寄せてくるのですから、たまりません。
攻めた方は戦わずして勝つようなもので、これで一地方大名だった島津氏は九州の大名となり、のちに明治維新の立役者になったのです。
『運命がわかる事典』三笠書房
恋人や仲のいい友人と待ち合わせていて、かなりの時間待たされた時どんな対応を取るか。
一人は、イライラしっぱなしで、相手が来た途端その怒りが頂点に達し相手が平身低頭して謝っているのに、怒って帰ってしまう。
別の一人は、待たされていた間もゆっくり本を読んだり、お茶を飲んだりして充実した時間を過ごし、謝る相手に対して「全然大丈夫」と全く怒らない。
雨や風の時、或いは日曜日や夜中に働くことをどんな風にとらえるのか、というのは「待つ時間」をどうとらえるのかと同じ。
雨という現象は誰にとっても同じ条件だけど、その雨を憂うつと思うか、恵みの雨と考えるかは人それぞれ。
世の中の事象は全て自分の考え方1つ。
「雨は吉兆である」
人が嫌がることを苦にしない人でありたい
このウラログへのコメント
またひとつ、勉強になりました。
tokyo-boyさん:有難うございます
今日は冷えますね。温かくして過ごして下さいね
コメントを書く